「小泉純一郎講演会 日本のこれからを考える会」に出席して参りました。
参加費は一万円。このお金は、全て「トモダチ作戦」で被曝して健康被害を受けた米兵に送られます。
空母ロナルド・レーガンと多くの艦船の乗組員が被爆して、帰国後様々な症状が出たそうで、亡くなった方もたくさんいるとのことでした。これを実際に見てきた小泉さんが、「後悔していませんか?」と訊くと、米兵は文句を言うどころか、「でも日本が好きだから」と答えたそうです。
他の艦隊の乗組員と比較して、病気になった割合の比較はどうなんだろうと思いましたが、そこは分かりませんでした。
ただ、空母ロナルド・レーガンとその他の艦船の除染作業はかなり大変だったそうです。あの作戦時、風向きはもろに海に向いていたそうで、(原子力空母なので当然設置されている)ガイガーカウンターは異常な数値を示しており、乗組員たちがその時の映像をたくさん撮っています。
また小泉さんはこんなことも話していました。
「(原発一基分の)100万キロワットを太陽光発電で発電するには山手線の中を太陽光パネルで埋め尽くさなければならない、それは無理だと多くの人が言った。しかし、現在、太陽光発電で発電しているのは、2,700万キロワットだ。原発十数基分を達成しているじゃないか」と。
これには当然、「山を切り開いて太陽光発電を設置するなんて本末転倒だ」という批判があります。
大賛成です。その通りだと思います。太陽光発電をやれば儲かるからとおかしな事がおきました。不届きな連中だと思います。国も規制すべきであったと思います。
でも、これからはもうこのようなことはないでしょう。やっても大して儲からないようになってきましたので。
これからの設置場所は、本来やるべき場所に戻ります。戸建ての屋根です。反対しても、2030年までに全ての新築住宅に自家発電が義務付けられていきます。今のところ、太陽光発電よりベターなものがありません。
太陽光発電による発電量はむしろこれからが本格的なものになります。
小泉さんの認識が全て正しいとは言いません。でも、あの人、涙を流しながら語る場面もあり、熱いということだけはよく分かりました。
トモダチ作戦の兵士たちのために1億円は集める、そのために最低でも3月までは講演を続けると思っていたのが、もうすでに達成したそうです。ありがたいと落涙していました。でも3月までは続けると宣言していました。
意見の違い、思想の違い、色々ありますが、行動する人間の言葉には動かされるものがありますね。
この講演会に参加することができて、本当に良かったです。感謝感謝です。
関 卓法